米澤

蝦蟇倉市事件

腕、首の切り様は、蝦蟇倉様に候ふな編:東京創元社 画:佐久間真人 ミステリ・フロンティア*1 *2 *3年に15件もの不可能犯罪が起きる蝦蟇倉の住人は、大人も子供もどこかハレ気味で――競作11作のお祭り騒ぎアンソロジー。 架空の街を舞台にしたこの競作集ですが…

遠まわりする雛

著:米澤穂信 装:岩郷重力+WONDER WORKZ。 角川書店*1先延ばしにしてきた摩耶花からの告白に対する返答にますます苦しむ里志の「手づくりチョコレート事件」の記憶も新しい春休み、旧暦の雛祭りで集落を巡る生き雛をつとめる千反田から、傘持ちの大役を仰せつ…

ミステリーズ! Vol.13

東京創元社*1電撃hp類似のISBNを持つ雑誌形式の軽装本。ファミ通文庫の話題を中心に綴られた「私がデビューしたころ たったいまの出来事」(桜庭一樹)、小市民シリーズの単発「シャルロットだけはぼくのもの」(米澤穂信)が掲載されていたので購入したんですが…

週刊読書人で

紀伊國屋BookWebの新聞書評の掲載本コーナーを見て、週刊読書人*1の2005年8月12日号*2を入手しました。記事「エンターテインメント〈8月〉今月のおすすめ!!」の紹介作は、時代小説3作、SF 3作、ミステリー3作で以下の通り。 絶海にあらず(北方謙三) *3 *4 孤…

クドリャフカの順番「十文字」事件

著:米澤穂信 角川書店*1カンヤ祭の謎を明らかにする古典部の部誌「氷菓」を刷り過ぎたからさあ大変。あの手この手で完売を狙う面々だが、〈十文字〉からのメッセージの謎に迫り――人が死なない学園ミステリーシリーズ第三弾。 同人活動に余念がないらしい伊原…

秘密結社です

著:米澤穂信 *1本屋で働くかたわら新作「さよなら妖怪」を書き上げ、昼休みに向かったゲームセンターでは、シューター魂を持つ者のみが参加を許されるシェスタ(シューティングゲームフェスティバル)が開催されていた。そこに、謎かけのメッセージが――書店員…

愚者のエンドロール

著:米澤穂信 画:高野音彦 角川スニーカー文庫・ミステリ倶楽部*1シナリオ未完のまま脚本家が倒れてしまった自主映画の試写を見せられた古典部の面々。真の結末を探すべく乗り出す彼らだが――古典部シリーズ第2段、人が死なない青春ミステリ。 第1段である氷菓…

春期限定いちごタルト事件

著:米澤穂信 画:片山若子 創元推理文庫*1ちっちゃい体でケーキは別腹の小山内さんとぼくは、余計なことには首をつっこまない小市民を目指して協力中。小市民として無事高校デビューしたぼくたちの前には、数々の謎や障害が――学園日常ミステリ。 空飛ぶ馬(北…