鬼切り夜鳥子
猛暑の中冬服を着続け、体調が悪いわけでもないのに突然陸上部を休部する駒子に違和感を覚える久。彼女の肌を彩る蛇の刺青は――妖艶伝奇アクション。
異色の子作りゲーム 俺の屍を越えていけ*2のデサイナーの初小説、とのことですが、1週間以内に決着の勝利条件といい、巻き込まれ型の展開といい、ゲームのノベライズやリプレイのような雰囲気。
コンシューマゲーム風の「妖艶」は、新伝綺の「妖艶」とは大きく方向性が違っていて、狛の式の登場の仕方がちょっとコミカル。こういう描写にもドキドキした小中学生の頃を思い出したり。
登場人物たちが、おまえらキレンジャーか、と突っ込みたくなるほどにとにかく良く食べる。章ごとに繰り広げられる食欲の宴が楽しい作品です。
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