週刊アスキー(南関東州版)2045年11月21日号
ようこそギートステイトへ。2045年のかわぐち市は「はたらきやすい・あんしん・べんり・たのしい」の4拍子揃った街――「週刊アスキー」10周年記念号の別冊付録は、 未来学エンターテインメント番外篇。
エイプリルフールの楽しみの一つだったパロディー誌「年刊Ah!SKI」が出なくなって久しい今日この頃、こういう形で復活した姿を見ることになって嬉しい限り。スティーブ・ジョブスの思想が住宅になったiHome宣伝広告のモダンさに笑い、各記事の情報取得先を表す2次元バーコードにマンデルブロ集合を使うエセ技術っぽさに唸り、のパロディ未来。
『ギートステイト小説版』の舞台 かわぐち市の公式キャラクターの名前「きゅーぽらちゃん」は『キューポラのある街』(早船ちよ) *2から取っていると思うんですが、『キューポラ〜』の貧しさ辛さも、年月を経てすっかり美化されちゃっています。『ALWAYS 三丁目の夕日』*3と同じ綺麗さ、って感じでしょうか。
歳をとって痩せ評論家になった高千穂遙*4や岡田斗司夫*5、鷹匠になった波多野鷹*6の例にならってなのか、2045年には桜坂洋も武道家(文学格闘術)になってます。それでも、やっていることはゲームレビュー。この脱力感がいい。
本誌制作の裏情報を語るウェブラジオ「アキバ系!電脳空間カウボーイズ 第176回 ギートステイト大放談?」と一緒に、絶対のお薦め!
><