週刊アスキー(南関東州版)2045年11月21日号

週刊 アスキー 2007年 12/11号 [雑誌]
原:東浩紀桜坂洋・清水亮 表:岡田・ロビン・翔子 週刊アスキー2007/12/11号付録*1

ようこそギートステイトへ。2045年のかわぐち市は「はたらきやすい・あんしん・べんり・たのしい」の4拍子揃った街――週刊アスキー」10周年記念号の別冊付録は、 未来学エンターテインメント番外篇。
エイプリルフールの楽しみの一つだったパロディー誌「年刊Ah!SKI」が出なくなって久しい今日この頃、こういう形で復活した姿を見ることになって嬉しい限り。スティーブ・ジョブスの思想が住宅になったiHome宣伝広告のモダンさに笑い、各記事の情報取得先を表す2次元バーコードにマンデルブロ集合を使うエセ技術っぽさに唸り、のパロディ未来。
ギートステイト小説版』の舞台 かわぐち市の公式キャラクターの名前「きゅーぽらちゃん」は『キューポラのある街』(早船ちよ) *2から取っていると思うんですが、『キューポラ〜』の貧しさ辛さも、年月を経てすっかり美化されちゃっています。『ALWAYS 三丁目の夕日*3と同じ綺麗さ、って感じでしょうか。
歳をとって痩せ評論家になった高千穂遙*4岡田斗司夫*5鷹匠になった波多野鷹*6の例にならってなのか、2045年には桜坂洋も武道家(文学格闘術)になってます。それでも、やっていることはゲームレビュー。この脱力感がいい。
本誌制作の裏情報を語るウェブラジオ「アキバ系!電脳空間カウボーイズ 第176回 ギートステイト大放談?」と一緒に、絶対のお薦め!

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