アクセル・ワールド 4 ―蒼空への飛翔―

考えるな、信じるんだ

謎の新入生 能美に襲われたハルユキとタクムは、黒雪姫不在の中、敵方についた幼馴染みのチユリに戸惑い――電子が俺を加速するカタルシスアクション。
誰某にはこのことを言わないで何とかしようとするキャラが登場したときに、その理由が、《誰某を心配させるといけないから》なのか、それとも、《言ったらすべてがパーになるから》なのか、は重要なところ。
みんなさっさと真相を言っちゃえばいいのに、と思いつつ読み進めましたが、結局、男はガキで女は大人で、という結末に至って納得。
スクールカーストの頂点にいる能美と、底辺にいるハルユキに、共通する《卑屈さ》があるところが面白い。今巻では、現実世界でのハルユキの立場が少し良くなったので、次巻以降では、黒雪姫とチユリが『野ブタ。をプロデュース』(白岩玄) *2を競争する展開を希望。

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