ソードアート・オンライン 4 フェアリィ・ダンス

SAOの女子比率の高さは異常

ゲーム世界SAOから帰還できないでいるアスナを救うため、新たなゲームALOにログインしたキリトは、彼女が囚われる世界樹の下にリーファの助力で辿り着くのだが――私シルフだけど彼の正体が兄だった…死にたいストーリー。
βテスト時点で参加していたか、一日の中のどれだけをゲームにつぎ込めるか、で、キャラの強さが大きくかわるゲームだと、成績上位者のあまりの高みに、途中から参入する気がなくなったり、置いてきぼりな自分に孤独を感じたりすることがあります。本作におけるリーファも、SAO時代からのプレイヤー達の繋がりに入っていけない自分に戸惑ったりして、まさにそういう立ち位置。
本作で描かれるオフ会の様子でも、何回か開催済みのmixiコミュニティの飲み会に新しく参加しちゃって以前の話題が出ると寂しい自分、みたいな寂寥感が身に沁みます。
それにしても、バーチャルとリアルの両方でイケメンでモテだなんて、まったくキリトときたら。たとえリアルでの姿がデブでも、やっぱりモテとしか言いようがない『アクセルワールド』(川原礫) *2と同じく、この世で駄目だからといってあの世に逃避してもやっぱり駄目なんだな、としみじみ感じました。

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