このライトノベルがすごい! 2011

平坂読を晒し上げ

編集部が依頼した協力者と、ウェブ投票者や一般人から選んだモニターで、票の重みが違うライトノベルランキング。表紙だけ見ると『僕は友達が少ない』(平坂読) *2 が1位をとったみたいに見えちゃう2011年版が発表されました。
この日記では、以前から種々の分析を試みています(→2005年版2006年版2007年版2008年版2009年版2010年版)。

デフレスパイラルインフレターゲット

このラノランキング投票は、第2回から協力者57人(持ち点1位10点〜5位6点)、ウェブ投票者1115人(〃1位5点〜5位1点)、モニター103人(〃1位5点〜5位1点)の構成になっています。
前回はウェブ投票者の人数が激減し、「ライトノベルブームの翳り」の匂いを感じさせたランキングですが、今回は何と――これまで7回の投票者数分布は、こうなりました。

2005年版69  120+219
2006年版56  103+343
2007年版50  103+321
2008年版46  102+656
2009年版56  103+1457
2010年版57  103+1115
2011年版53  103+1672

昨年で頭打ちになった、かに見えたウェブ投票者ですが、倍々とはいえないものの、順調な回復を見せました。今回のランキング、この激増度合で、協力者モニターの影響力はますます減少したものと考えられます。
一方で、「1位1作品のみの投票」や「1位から5位まで同じ作品の投票」が急増して、編集部でも取扱いに苦慮している模様。果たしてどれぐらいの割合なのかしら?
次回以降はまた、投票動向を2次元的に見やすく整理して、分析する予定です。お楽しみに。

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