侯爵夫妻の物語 〜よかったり悪かったりする魔女〜
不変の呪いを受けたルリを慰めるべくアザーとマダーの二人はパーティを企画するが、同日開催の魔女大会でポムグラニットはアザーの正体を知らされて――よかったり悪かったりする魔女のほんのり暖かい完結編。
今巻では、ピーターとポムグラニットの仲の進展に注目していたんですが、このシリーズの定番、だらしない男の子に積極的で前向きで明るい女の子のパターンにのっとった展開、何か言っては照れまくる二人の姿を見るのが嬉しい。男女の役割や性格は大分違いますが、なんだか千津美と藤臣くんのシリーズ(ひかわきょうこ) *2 *3のような気恥ずかしさがいいです。
ポムグラニットの野望もかなって、適度な巻数の大団円。でも本当は、出張ホストならぬときめき庭師の活躍を短篇集でもっと読みたいところ。
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