2006-12-01 銀月のソルトレージュ ひとつめの虚言 Book 枯野 銀月 著:枯野瑛 画:得能正太郎 富士見ファンタジア文庫*1幼馴染みアリスを賭けた53回目の決闘に向かうリュカの脳裏に全滅した故郷の姿が浮かぶ。銀髪の少女に殺されたリュカは――不死の魔法使いの争いを描くネオ・ファンタジー。 何でもない日常の思い出がしんと心にしみる作風は、ノベライズ 魔法使いに大切なこと(枯野瑛)*2と同様で、本作でも、フィオルとリュカが仲良く過ごした田舎街エブリオのシーンが光ります。二人の年齢差が、これまたいい味を出してます。 ガラスの仮面(身内すずえ)の「二人の王女」 *3 *4を思わせる、仲が良かったはずの姉妹の相克の劇中劇では、妹役にアリスが割り振られています。今巻では「姉役との対決」がなかったので、次巻に期待。 >< *1:ISBN:4829118776 bk1 junku rak ac amazon bm mm *2:[ISBN:482916247] bk1 junku rak ac amazon bm mm *3:ISBN:4592880153 bk1 junku rak ac amazon bm mm *4:ISBN:4592880161 bk1 junku rak ac amazon bm mm