ゼロの使い魔 3 始祖の祈祷書
超ツンデレヒロイン ルイズが異世界からやってきた下僕の才人への想いに気付き始める第3段。
喧嘩した二人の仲をひっかき廻すべく、情に熱くて忘れっぽいキュルケは、才人を連れ、彼に憧れる平民脱ぐとすごいシエスタ、最近とみに情けないギーシュとともに宝探しへ。一方、ひたすら泣き濡れる毎日のルイズにも、祈祷書に見合う詔を作る使命が――
前巻最後で暗い方向に話が進み始め、ちょっと不安になっていたのですが、ついにシエスタが才人に積極的にアタックを開始して、それを見たルイズが誤解を……と、やっぱり王道っていいです。今巻も安心のラブコメに仕上がっていて一安心。
エピソードは山盛りですが、今巻の主人公はルイズといっても過言ではありません。ラストの一文がすばらしい。これでこそルイズ。
喋る伝説の魔剣デルフリンガーを、コブラ(寺沢武一)*2に出てきたちょっと皮肉っぽい顔のソード人に脳内アテレコしている自分に気付きました。
次巻では、たまに出てくるツッコミが鋭い読書系無口系眼鏡のタバサの活躍や、デルフリンガーとギーシュ、才人の掛け合い漫才に期待。
