ライトノベル完全読本 Vol.3

ライトノベル完全読本 vol.3 (日経BPムック)

><

BL大分析はじっくり読んでみるつもり。紹介されているBL古典名作8作中6作は既読でした。未読の 草の花(福永武彦) *2白昼堂々(長野まゆみ) *3は機会を見つけて読んでみよう。
前巻*4で話題*5になっていたライトノベルヒューゴー賞ネビュラ賞である「日本ライトノベル大賞・読者賞」は、企画内容を修正・再考とのこと。どのようなものになるのか、注目しています。
今巻でも種々のランキングが掲載されていますが、やはり気になるのは昨年末〜今年初めに行った読者投票。
作品(シリーズ)ベスト10は、予想通りシリーズ・複数巻モノが強い模様で、トリニティ・ブラッド(吉田直)、マリア様がみてる(今野緒雪)、キノの旅(時雨沢恵一)、フルメタル・パニック!(賀東招二)、涼宮ハルヒシリーズ(谷川流)、復活の地(小川一水)、ロードス島戦記(水野良)、空の境界(奈須きのこ)が入賞。
単冊モノでは、blackcherry bobコンビの All You Need Is Kill(桜坂洋) *6が6位、推定少女(桜庭一樹) *7が9位に入賞。桜坂洋作家ベスト10でも9位入賞ということで、投票時期を考えると、今年の二人の活躍を見事に予想した結果といえるんじゃないでしょうか。
作家ベスト10の方は、作品ベスト10に入っていない作家として、秋山瑞人西尾維新冲方丁乙一秋田禎信が入賞。
どのような集計方式を採用したのかは必ずしも明らかではありませんが、傾斜配点なしの単純票数による集計ならば、月末に発売予定のこのライトノベルがすごい! との対比で面白いことができるかもしれません。