殺×愛 4 ―きるらぶ FOUR―
筋を通しつつ我が道を突き進む恋愛応援家 高天原Aが生徒会長として宣言したのは、中止された文化祭の再開。天使に《回収》された学友の分も盛り上がろうとする級友の姿に、密は――偽悪と嘘の契約恋愛物語。
女の子の心の奥底に気付かないふりをして鈍感を装う極悪主人公 密の語りも もう5冊目。彼が語る世界の端々にホコロビが見え始めてきました。本当にギブ&テイクだけで女の子達と付き合えるほど、密は割り切りができる奴なのか。
文化祭前から当日までの大騒ぎを、幼馴染み 来夏をいつもよりもクローズアップして描く今巻は、このままずっといけると思っていた三角関係が壊れていくのに相応しい舞台設定。
卒業まで残り258日、先はまだまだ長いんですが、密の語りの真相が明かされる叙述トリック展開に期待です。
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