さいたまチェーンソー少女
日本SF界の大御所的存在、SFマガジン。秋山瑞人や元長柾木も書いてるぞ、SFマガジン。
なわけで、さいたまさいたまさいたま！
失恋を契機に、ヒロイン霧崎文緒がチェーンソーを学校で振り回し、学友や先生をどんどんと斬り裂いていく、しかしその失恋には重大な真相が……あらすじだけでは何が何だかわからないですが、きちんとSFしています。回想とチェーンソーアクションが緩急をつけて描写されており、チェーンソーのうんちくも、ここまで語ってくれた小説が他にあっただろうかという出来栄え。最後の戦いの緊迫感と迫力がすごい！
挿絵は西島大介。チェーンソーで人を斬る可愛い絵。このギャップもいいですね。
このネタで続編が出るかどうかわかりませんが、SFマガジン/早川系での新作も見張らないと。
ヒロインの名前は「零崎(ゼロサキ)」ではなく「霧崎(キリサキ)」です。西尾維新*1ではなくて、超速スピナー*2と同じ綴りです。こっちはハイパーヨーヨー。
