世界最大のこびと

yomimaru2004-08-26

私にとって、初めての「こびとがやってくる話」は、飛行機械の故障で落ちてきたコロボックルを拾った少年が彼を瓶に閉じ込めた数日間の異文化間の出会いと交流というか、仲良くなれるかもしれない、という段階までを描いた、佐藤さとる星からおちた小さな人*2なのです。でもこの本のように、こびとと人間がすぐに仲良しになれる話も良いですね。病弱な妹キャラ小百合ちゃんはもちろんですが、主人公一弥に出会った後の敵方のこびとアテナの豹変ぶりも可愛いです。
今後は、血とか呪いとかの話じゃなくて、単純にこびとたちが「巨人社会」の中で引き起こす事件とか、パウエルが次第に成長していく様を見ての全員のとまどいとか、そういうほんわかコメディーシリーズになるといいな。そうそう、おばさんがんばれ。