奇諾の旅 III ―the Beautiful World― / 〃 IV 〃

yomimaru2004-10-24

著:時雨沢恵一 画:黒白紅白 台灣角川*1 *2

  不知此為何處 前往夢想之地
  抵達夢想之地 不知此為何處
系列作於日本熱賣230萬部! (IVより)ということで、キノの旅III*3、IV*4の中文版をちょっとだけ読み?ました。文字は繁体字ですが、文章は北京語らしい(2004/05/17,20)です。ちょっと体裁が異なりますが、挿絵も同じ、後書もきちんと飜訳されているようです。
簡体字だと何が何やらですが、繁体字だといわゆる旧字体に近いので、内容の予想が結構つくのが面白いです。特にこのように原作も読んでいる本は。
後書では「奇諾之旅」となってますが、背表紙や奥付、画像を見ればわかる通り(画像クリックで拡大)表紙でも「奇諾の旅」です。中文でも、仮名文字をそのまま使うことがそれなりにある模様。そういえば、香港で有名な駄菓子屋の名前は「優の良品」でした。
尖沙咀スターフェリー乗り場近く、中藝の上の商務印書館では、立読み防止のためか、ビニールパックしていたとのこと。各HK$50なので、日本円にして約700円です。
巻末の宣伝には、「機動戦士剛弾SEED(1)交會而過的羽翼」(後藤リウ)*5、「.hack// AI buster」(浜崎達也)*6、「新羅徳斯島戦記 3 黒翼邪龍」(水野良)*7が。台湾や香港では、角川グループで一緒に飜訳版を出しているらしい、というところが興味深いですね。
エンタマでは、エマの部屋にI, IIが陳列されていたんですか? いや、別の場所ですよね、さすがに。