世界が終わる場所へ君をつれていく

yomimaru2004-10-25

突如宇宙から飛来し成長を始めた〈銀の樹〉を見に向かった僕は「あの〈銀の樹〉はあたしを殺しに来たの」と言う彼女に出会う――
一瞬銀色の樹 粉雪のフォトグラフ(BlueBell/高橋直樹)を思い出しましたが、関係ないですね。
トリフィド時代(ジョン・ウィンダム)*2系の破滅SFではなく、塩の街(有川浩)*3前半とかひとめあなたに…(新井素子)*4とかのエピソード1つ分をもっと充実させて、星虫(岩本隆雄)*5風味を少し加えた、という印象です。ボーイミーツガールものというよりは、バディムービー形式に近いかな。
僕は中学3年生、彼女は高校1年生という設定が絶妙。ただでさえあの年頃は女の子の方がませているというのに。初心な僕のからかわれ具合がなかなか楽しめます。