あそびにいくヨ! 5 仔猫たちのがくえんさい

yomimaru2004-11-19

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愛敬で沖縄人のみならず世界中の人々を虜にする猫の人 エリスに惚れられた騎央の明日はどっちだ第5段。今回は学園祭で大騒ぎなのですが――
冒頭、騎央の空回り気味の奮闘、私もつい最近やりました。こういうときって周囲に叱ってもらう方が有難いんですよね。エリスといい雄一といいちょっと放置しすぎというか、キャーティアの方針というものが基本的に放置して気付かない奴は捨て、ということなのか。
たぶん犬の人ならば、きちんと上からの教育と失敗したときの叱責があって、規律正しく進めるのでしょう。ですが、猫の人は「無礼」を「愛敬」に変えてしまう天賦の才がある。きっと大昔、犬の人は、自分たちはきちんとやっているのに!と世を拗ねたんでしょう。気の毒に思えます。
学園祭のエピソードがふんだんに盛り込まれています。後書でも触れられていますが、うる星やつら2 ビューティフルドリーマー(監督:押井守)*2が板長の綺麗な舟盛りとするならば、本作は勿体ないぐらいの贅沢な使い方をしちゃったシェフの本当の気まぐれ魚介サラダ、といった雰囲気。
なんだかエリス、騎央、アオイの3人のハーレムエンドの雲行きになってきたのは嬉しいところ。次のエリスの発情期に期待です。
何はともあれ、雄一でも婆ちゃんでもいいですから、敬語の間違いぐらい騎央に教えてやってください。自分で気付くまで待つ、といっても、ここまで放置だと彼が可哀想ですよ。