青く澄んでいく、この恋も未来も

yomimaru2004-11-24

bk1

夏が終わるまでに情けない幼馴染み 友に可愛い彼女を作ってあげるべく奔走する渉。その思惑にもかかわらず作戦は連戦連敗なのだが、友と渉の心に微妙な変化が――ちょっと見ボーイズラブのあらすじのような感じですが、友は男の子、渉は女の子なので安心してください。
MF文庫Jの目録の表紙絵を見たときも思ったのですが、ケモノミミがないと何か物足りないのは、あそびにいくヨ!(神野オキナ)*2とか我が家のお稲荷さま。(柴村仁)*3の悪い影響だ。
おじいちゃんと渉の冒頭の会話を読んだときに、時空のロマンサー マイナス43(吉岡平)*4を思い出したのは何故でしょうか。時空の〜には江戸前寿司にひとくさり等がありますが、本作は現代モノ。
渉は頑張り幼馴染み空回り系キャラなので、本当に言いたいことがなかなか言えない、そういうもどかしさを楽しむ作品です。それだけに、クライマックスの盛り上がりがまたひとしおです。