アシャワンの乙女たち
天真爛漫な美弥、完璧美貌の白鳥、男嫌いの武闘派燐、ちゃちい内気な薫の四人は、自殺未遂事件に始まる平穏な生活の綻びから、バアル・オームの十字架(クロス)に隠された第四ボロヴィニア学園の真の存在目的を知ることとなる――
これで男の子が転校してくればばとる・おぶ・CHU CHU(一条理希)*2になるところですが、白鳥をめぐる恋(?)の鞘当てがあるくらいで、本作の男は添え物。
白鳥すこやかの初登場シーン、特撮モノのヒーローが登場して決め台詞を言うシーンのような詩を口遊む姿が光ります。いや、止め絵で花が舞うアニメの決めシーンかも。
その特撮モノ、モチーフにもなっているとのことですが、本作の構成、第1話悪魔の使い女学生人オトメルゲ、第35話大魔人オジゲルゲがくだけ散るとき!!*3 *4 *5 *6ということでいいのかな？
第1話の直後に最終話が来るかのような贅沢な作り。これで完結になってしまうようですが、できればシリーズ途中の話を読みたかった、と思います。
