妖精がやってきた！ ガール・イン・ザ・ボックス
幼馴染みの修平をグラビア系の彼女と別れさせたい華恋の恋の妖精ティアラがやってきた。ところがこの妖精、役立たずなばかりか、修平を好きになっちゃって――ファンタジックラブコメディ。
華恋の一人称で語られるこのストーリー、グラビアと修平の関係とか、華恋の廻りにいる人間が役に立たないとか、譲叔父さんを清香にとられた数子が二人を離婚させようと策をめぐらせる雑居時代(氷室冴子)*2 *3系かと思ってたんですが。
ところが途中から思わぬ方向に話が進み、いつの間にやら友達の彼が好き！(小泉まりえ)*4の雰囲気に。華恋の進路まで巻き込んだ驚きの急展開です。
ライバル同士の会話、男二人だと独り身同士じゃないと絵にならないことがままありますがが、ラストのグラビアと華恋の女同士の会話もなかなかいいですね。
愛するより愛される方が幸せ、青い鳥はすぐ近くにいる、というのもまた一つの真理なのです。
