シリアスレイジ

yomimaru2005-04-10

bk1
著:白川敏行 画:やすゆき 電撃文庫*1

ウイルスの蔓延ですべての生物が凶暴化した21世紀初頭、遺伝子サンプルを追い求める「変異種採集者」を目指す篤志と栞らが参加した実習授業で、監督官が突如決起し実習生を人質に犯行声明を――第11回電撃小説大賞選考委員奨励賞受賞作。
星々のクーリエ(陰山琢磨)*2やパーフェクト・プラン(柳原慧)*3ほどの贅沢さはありませんが、ガジェットを世界観を象る遺伝子・生物科学と特異な大学研究室の発明品という2つの方向性に絞り込んでいるため、蘊蓄まみれの匂いを避けることができて、アクションものっぽさを増す効果を出しているように感じます。
篤志の活躍ぶりは、ホワイトアウト(真保裕一)*4とかハイスピード・ジェシー(斉藤英一郎)*5 *6の雰囲気かも。生体宇宙船パオロンが大原研究室、人間になる前のティアナが栞、人間になったティアナが美雪って感じかな。
女性キャラでは水穂、男性キャラは小池が生き生きと描かれていました。