灼眼のシャナ 0

yomimaru2005-06-12

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いつもの木曜日と同じく50円引きの苺ショートケーキを買って帰途につく大上準子。彼女の前に現われたのは、フレイムヘイズと名乗る黒髪の少女だった――本篇のプレストーリーにあたる「オーバーチュアー」ほか、電撃ヴんこ、電撃h掲載作からなる短篇集。
準子と彼女の親友達との関わりが、ちょうど本篇の優柔不断な悠二とシャナとの関係と好対照になっていて、この短篇の良いスパイスになっています。
準子の母親に対するちょっとした反発「大人びたことしたら怒るくせに」や、彼女に対する両親の違和感の謎が次第に明らかになっていくところ、今までのシャナの中では一番好きかも。
プレストーリーに悠二を出さずに綺麗にまとめた点もポイント高いですね。