ヤングガン・カルナバル

yomimaru2005-06-22

bk1
著:深見真 画:蕗野冬 徳間ノベルズEDGE*1

銃を握った仕事人ヤングガン、対女性赤面癖アリ漫研部員の塵八と可愛い女の子に惚れてはふられる弓華。世界の政財界が絡む陰謀の前に彼らの運命が交叉する――押井守推薦の一冊。
怒濤のように押し寄せるガンファイトの蘊蓄、主要登場人物の弓華がなかなか登場しない特異な構成、時代を超えた悪役の大物さ、十字架のように交わる二人の物語、その奇手奇策にふらふら。
アダルトウルフガイシリーズ(平井和正)*2が定向進化してアイルランドオオジカになったような印象の一冊です。その巨大角、大きいことはいいことだ。