クローム襲撃

yomimaru2005-06-21

bk1

耳のうしろにペーストを塗ってイヤーセットを貼り付け、プログラムをロード、不快な痺れが後頭部に走り、眼の前にスカイブルーのスパッドが。空中戦ゲームにはまる駄目な奴らの「ドッグファイト」が始まる――短篇集の一篇、マイクル・スワンウィックとの共著、酒井昭伸訳。
スラムオンライン(桜坂洋)*2の感想で参照されていたこともあって、中学生か高校生のとき以来の読み直し(だと思う……)。
ブレインロックをかけられて男に触れることができないプログラマー ナンシーとリアルマネーの賭けゲームに血道をあげるディークが初めての成功に浮かれて踊るダンスのシーンを読んで、十八時四十七分三十二秒(秋山瑞人)*3のラストが頭に浮かび、「イリヤと同じじゃん!」と思ったぐらいに記憶に残ってませんでした。
つーか、ガーンズバック連続体もこの本に載ってるよ! 「連続体」は「series/セリー/シリーズ」*4ではなく、時空連続体の方の「continuum」でした。
そんなわけで、BAD_TRIPご紹介の魔術師が多すぎる(ランドル・ギャレット)*5も機会があったら読んでみたいです。こっちは確実に読んでません。