スノウ王女の秘密の鳥籠 〜よかったり悪かったりする魔女〜
出張ときめき庭師にいそしむマダーとポムグラニットのもとに、居丈高な呼び出しをかける軍歴も勇ましいスノウ王女。ところが、スノウ王女の裏の趣味とアザーの過去には因縁が――
前巻まではポムグラニットのしっかり加減を楽しむシリーズでしたが、今巻ではマダーが立派に成長してくれました。クライマックスでのアザーに対する説教は素晴らしすぎ！ Add 機械の謳うララバイ(仁木健)*2のコウや、憐 Ren 錆びゆくココロと月色のナミダ(水口敬史)*3の憐にも聞かせてやりたい。
アザーがひねくれるに至った秘密が明かされたときの、直截なポムグラニットの一言感想が脳天直撃。身も蓋もありません。
ピーターの心がポムグラニットに向きつつある模様ですが、魔女という職業に対する倫理観といい、何というか、男の子って、よかったり悪かったりする女の子にはかなわない。
ストーリーは続く、ということで次巻が待ち遠しい。このシリーズ、お薦めです。
