マリア様がみてる 薔薇のミルフィーユ

マリア様がみてる 21 薔薇のミルフィーユ (コバルト文庫)

妹探しに焦って突進する黄、また何かどうでもいいことで悩んでるよ!の白、果たされなかった約束の遊園地の赤。寸止め状態はいつまで続くのか――
上には甘やかされ、それを下がしっかり支える、何とも「ウハウハ」な祐巳・吉野・志摩子の代。黄の妹に嵐の予感がする奈々も、今巻では名前しか登場しなかった瞳子も、乃梨子に負けず劣らずしっかり者ですし。羨ましい境遇としか言いようがありません。
今巻は中学生にもかかわらず頭の廻る奈々が光りましたが、嫌味を言いつつも仕方がないと支えてくれる後輩分が足りなかったので、次は是非とも瞳子ヒロインでひとつ。