シフト ―世界はクリアを待っている―
眠りによって異世界に〈シフト〉し、とかげ男として暮らす祐樹。無法状態のRPG的異世界では、秩序を求める人々が村を、街を、組合を、国を作り、異形の者を排斥するように――渾身のモダンファンタジー。
電撃文庫読者世代の中学生から高校生だけが〈シフト〉するんですが、異世界であっても世代が限られていても人間のやることは同じ。体力勝負あり、知恵比べあり、権力闘争あり、既得権益ありで、結局どこに行っても本質は変わらない。
後味の良い話なのに、サイコジェニーに記憶を消される了とか、魔女狩りで殺される美紀とか、悪魔なのはどっちだ！という明の叫びとか、駈ける馬で凌辱されるヒロインを描写とか、デビルマン(永井豪) *2 *3や魔王ダンテ(永井豪) *4 *5を思い出してしまいました。
悪魔繋がりで、次は悪魔のミカタ(うえお久光)*6の続きをよろしく。
