妖蛇 白比佐の実家が主催する園遊会に正体された妖猫の六姫が行方不明に。許嫁の失踪に、兄 黒波や六姫の姉 一妃に協力を求める白比佐だが、彼には何か隠しているところがあって――猫、蛇、鳥、種族無縁の妖ラブコメ。
短慮で慎しみ不足な六姫と、大人びて不器用な白比佐の二人が、ちょっとしたことからすれ違う、という王道恋愛ストーリーなのですが、きみのことすきなんだ(谷川史子) *2を初めて読んだときのような不思議な新鮮さと懐しさを感じました。
前巻*3で切望していた酒呑みの次女 二朱が活躍しているので大満足。酒でちょっとした失敗を繰り返すのにさっぱりこりない、さばけた性格がいいです。お薦め。
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