ライトノベル≠文庫

のべるのぶろぐで連載されている『「越境」するライトノベル*1 *2、頭の中でもやもやしていたのがはっきりしたような気がしました。
ミステリ系しか読まなかった友人が、殺竜事件(上遠野浩平) *3を契機に ブギーポップは笑わない(上遠野浩平) *4を手にとり……で、結局ライトノベルにはまっていたのを思い出します。そんな経験もあって、ライトノベル文庫レーベルから、出版社を越えて、新書版講談社ノベルスソフトカバーのミステリフロンティアに「レーベル越境」するのは、読者層を広げる戦略に合っているように感じます。
そこで思い出すのが、メディアワークスハードカバー戦略。もともとの電撃読者層からどれだけの広がりがあったんでしょうか? 電撃文庫→電撃四六版ハードカバーは「レーベル越境」とはとらえられていないようで、書店でもライトノベルのコーナーに置かれていることが多いようですし。電撃組以外の書店にはほとんど入荷していないのかな。
もともとライトノベルに親しんでいるSFファン以上の広がりで、色々な層に売れた感触があるのかどうか、書店現場での印象に興味があるんですが、是非その辺りも教えてください。