野ブタ。をプロデュース
キモデブ系転校生 信太を、クラスの人気者に仕立てるべく行動を開始した俺 修二。彼のプロデュース計画は順調に進むかに見えたが――第41回文芸賞受賞作。
鋼の錬金術師(荒川弘) *2やDEATH NOTE(大場つぐみ/小畑健) *3と列挙されていたこともあって*4読んでみたんですが、TV版と小説版は全然違う模様。
小説版は、いわば、青鬼視点で進む平成高校生版の ないたあかおに(浜田廣介) *5といった感じ。人間と仲良くなりたい赤鬼《野ブタ》、彼のために一芝居鬱うつ青鬼《修二》。
青鬼自身のものの考え方にどろどろした感情やイマ風の小賢しさが味付けされていて、善人すぎない青鬼《修二》の行動に心から納得できてしまう。
ないた〜では、青鬼は赤鬼の元を去りその末路はわからないのですが、これとは違った結末の一つ。気になる方は是非。
