ROOM NO.1301 #7 シーナはサーカスティック?

yomimaru2005-12-09

bk1

姉の蛍から呼び出され、見合いを受けるとの意外な言葉をホテルの一室で聞かされる健一は、彼女の決意に促され――喪失した愛と恋を探す物語第7弾。
今巻は日奈・シーナと佳奈の関係を見守る健一らの姿がメインのストーリーなんですが、同じ場所でただ会話するだけのシーンが目立ちました。特殊な閉鎖された空間で共同生活する面々が何かを吹っきるまでの物語、に即した描写かも。
セリフだけで埋め尽くされたページを見て、新井素子漫画家をあきらめて小説家になった理由を思い出しました。確か、喫茶店で登場人物が会話をするだけ、のシーンが延々続いてしまい、絵にならない、というのだったと思います。
会話で話が進むシーンといえば、途中で出てくるロールケーキ。食べたい。