星々の舟

yomimaru2006-01-15

bk1

中学生時代の記憶を封印し、秘かに漫画を描く聡美は、幼馴染健介の思いを親友可奈子に伝えるが――短篇「雲の澪」を含む6本連作、家族三代を綴る直木賞受賞作。
聡美の叔父叔母の禁断の恋は、6秒の9月(赤石路代) *2罪に濡れたふたり(北川みゆき) *3を予想していたのに黄昏流星群(弘兼憲史) *4な雰囲気。
聡美の話は、コバルトというよりも初期の小説ジュニアちっくな展開で、一番お気に入り。漫画を描くということに対する屈折が、同人まみれな私からすると新鮮でした。

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