レジンキャストミルク 6

yomimaru2007-03-09

bk1

幼馴染み芹菜の不在のまま戻る日常に苛立ちを感じる晶は、すべての元凶である父 樹に硝子と二人で挑むが――破壊と再生が飽和する学園アクション。
ほのぼのコメディパートとダークなシリアスパートが交互にやってくるところが味のこのシリーズですが、今巻は、ほのぼの分は少々薄め。もっとも、ほのぼの分に不可欠と思っていた芹菜がいなくとも、別段困らずにコメディが成立してしまうところが、ある意味でかなりダーク。
たとえば、主人公 悠二が既に死んでいることを知らされてショックを受ける 灼眼のシャナ(高橋弥七郎) *2同様、本作でも、晶がその生まれにショックを受けるんですけど、硝子の生まれと自分の生まれとを比較したら、そこまでオタオタすることもないのに、なんて感じてしまいます。
この辺りの腹の座らなさが、周りに迷惑をかけたくないからといって何も言わずに何かをやろうとして、結局は周りの助けがないと達成できないという王道パターンに嵌り込む原因なのかも。
こと戦いに関してはハーレム形成を決心した晶、次巻では、芹菜を前にどういう態度をとるのかに期待。

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