アマゾネスのように

『さらば銀河』の2巻を待ち続けて21年
著:中島梓 デ:緒方修一 ポプラ社文庫*1

乳ガンに襲われた私、37歳小説家の日々と、18年後にすい臓ガンになった私、55歳のあとがき。弓を引くため生きるために右乳を切除する闘病記。
中島梓名義では戦隊モノから物語欲へ『わが心のフラッシュマン―ロマン革命』*2が好きで、栗本薫名義の『グイン・サーガ*3を追い掛けていたのは『光の公女』*4まで、あとは完結してから読もうと思っていた私です。
本作の文庫版あとがき(2008年8月22日付)には「いま現在ガンで、きのうのCTで転移がひとつ増えて、『かなり予後が危険になってきたかもしれない』といわれましたが、それでもひとは幸せでいることは出来る、と私は思っています」と。『わが~』にも見られる物語欲がここでも発揮。
これから『グイン~』がどうなるのかわかりませんが、ひとまずは、『猫目石*5 *6で12歳歳下の彼女と激しい恋に落ちた栗本薫クンの続篇、『怒りをこめてふりかえれ』*7を読んでみよう。

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