しないの。

バンドを組んでもひとり

幼馴染みの杏子のバンドのライブでキーボードの綾に一目惚れした僕は、秘かにギターの練習をするが――身持ちが堅くて嫉妬深い彼女ラブストーリー。
女の子ばかりのバンドに男の子一人と、『さよならピアノソナタ』(杉井光) *2にも通じるバンドものの本作、好きな相手に好きと最初から言ってるだけ、本作の主人公 祐介の方が、『さよなら〜』のナオよりも漢かも。
フェロモン薬「モテルゼZ」で女の子がメロメロに、という本作の設定には、叩き付けられるような説得力があります。もっとも、鈍感なナオが何故モテモテ?の『さよなら〜』を見れば、この設定なしでも、普通にラブコメとして成立するような気も。
鯨晴久はドラマー、杉井光はベース、と、担当する楽器の性格の差が、こんなところに出ているのかもしれません。

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