舞台設定の文章

BAD_TRIP(2004/12/08)でご指摘の、現代魔法で必ず出てくる世界設定の文章。マリ見ての「ごきげんよう」は各巻冒頭に決まってますが、この文章は各巻とも話の途中で入ります。

魔法とは、この世に異世界の法則を持ち込む方法のことである……時間や距離の概念を変え、重力を逆転させ気圧を高め、ときには異世界の魔物を呼び出す。(1巻84頁, 2巻80頁, 3巻60頁)
これを読むたびに、宇宙刑事系の一話完結特撮モノの途中で入る「説明しよう! ○○とは〜」が思い浮かぶのです。あれも毎回説明の内容は同じですよね。
小説だと、エスパー少年シリーズ(清水義範)*1 *2の超能力、クラッシャージョウ(高千穂遙)*3 *4のクラッシャー、ダーティペア(高千穂遙)*5 *6WWWA/犯罪トラブルコンサルタントの説明あたりでしょうか。
一話完結モノ・各巻完結モノや、サブタイトルが主で巻数が目立たない小説、途中の巻からでも読めるようにしたい場合は、定型化した舞台設定の説明を入れる、という定石があるような気がします。
そういえば現代魔法は、途中の巻だと知らずに買ったけど読み終わるまで気付かなかった、という感想が結構あったように思います。とすると、この文章がうまく機能していることになりますね。
デイジーデイジーの元ネタは、2001年宇宙の旅*7 *8の暴走コンピュータHAL 9000じゃないかな。ゲームマシンはデイジーデイジーの歌をうたうか(小野不由美)*9って本もあるのですね。今度探してみよう。
弓子のバストの話は確かに重要な指摘かも!