護くんに女神の祝福を! 6
生徒会長摩耶の卒業が迫りつのる寂しさを隠して送別のプレゼントを計画する護たち。一方ドイツからの留学生エメレンツィアには、ビアトリスの使い手絢子を狙う義兄ヨハンからの重大指令が。護と絢子のベタ甘カップルに危機が迫る――激ピュア・ラブコメ第六弾。
もはや刺身のツマになってしまったビアトリス制御。予想された三角関係展開ではあるのですが、これはまさに私好み。今までの巻で一番明るくて好きですね。これまでとうって変わって、エメレンツィアが生き生きと活躍しています。この巻を読むために今までこのシリーズを読んできた、と言っても過言ではありません。
1年間の行事がほとんど終わり、これからどの学園イベントをどう味付けをしていくのでしょうか。クララ白書(氷室冴子) *2 *3、アグネス白書(氷室冴子) *4 *5のように昨年のエピソードをうまく味付けしてくれるといいですね。
今巻ではビアトリスを巡る陰謀の数々が動いている、という説明がそこかしこにあるのですが、正直なところ、ビアトリス問題よりも、学園イベントに絡む三人の今後に注目していきたいと思っております。お薦め。
