人形幻戯 神麻嗣子の超能力事件簿

yomimaru2005-11-04

bk1

超能力の不正使用を摘発するエージェント神麻嗣子は、「超能力者は誰?」の謎に今日も挑む――超能力者秘密対策委員会シリーズ第8弾の短篇集。
西澤保彦なのでどれから読むべきか迷いましたが、短篇「怨の駆動体」の題名を見てこの巻に。
テレポート、サイコキネシス、記憶消去、逆テレパシーに発火能力と、どうにもエスパイ(小松左京) *2のような懐しい単語が出てきますが、その使われ方のみみっちさを見ていると、超能力って本当にハレからケに移動してしまったなあ、と、感慨を覚えずにはいられません。
それにしてもブランチに鯛の南蛮漬け、胡瓜・大葉・トマトのチキンサラダ、あえて繊維のざらつきを残したかぼちゃスープってのは、ちょっとうらやましい。