野性時代 Vol.26
ここのところ雑誌が続いてますが、特集「大人のキャラクター小説〜ライトノベルのその先へ」。西尾維新インタビューではイラストから受けた文章の影響に言及が。
短篇では、うたわれるもの*2に似た雰囲気の「オーバーロード」(水野良)、またしても自衛官モノ「国防レンアイ」(有川浩)、七竈シリーズの語り手は雪風の母「朝は戦場」(桜庭一樹)。
そして、異世界じゃない「スイート・ダイアリーズ」(須賀しのぶ)。美人で恋愛上手の有希、DV夫に達観して絶望する素子、上司との不倫の決着に本人から左遷を命ぜられた亜季、酒の肴に二人の男を殺す計画を立てる三人だが、上司が事故死して――サスペンス系の作品なんですが、友情の危うさを見て、女子高サバイバル(須賀しのぶ) *3を読んでみようと思いました。
