滅びのマヤウェル この愛がナイフでも
美少女玉樹の好き好き攻撃にちょっと辟易の僕はユーキ、本当は女の子。真綾特性の性別反転薬で心だけは反転した僕は、いつもの玉樹のスキンシップに初心なオトコノコ宜しく超反応しちゃって――もう同性しか愛せないコメディ。
前巻*2でもあった玉樹の心情吐露の壊れ方が凄まじくて、尽くす彼女の可愛いさと恐しさがないまぜになっているところが実に好み。同性であるが故に腰が引けまくりのユーキ、男心を手に入れてもやはり逃げ腰のユーキ、二人の関係がたまりません。
玉樹に内在する黒さには、きみとぼくの壊れた世界(西尾維新) *3に登場する様刻の血の繋がった妹 夜月に通じるものを感じます。次巻もこの調子で、玉樹が引き起こす騒動に期待。そろそろユーキと二人でお出かけとかどうでしょうか。
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