侵略する少女と嘘の庭

yomimaru2006-03-21

bk1
著:清水マリ子 画:toi8 MF文庫J*1

幼馴染の唯、琴美との性差を感じ始めた裕貴と牧生。美少女りあの登場で、彼らの関係に微妙な変化が――嘘シリーズ第3弾。
背が高くて眼鏡でプラモオタクの牧生の描写に不思議な初々しさを感じました。作者はこの作品のためにプラモデルを作り始めたとのことで、初めて買ってもらったサンダーバード2号*2のことを思い出したり。
嘘シリーズに登場するオトコノコは、中学男子のギトギト感がなくて、にきびなんかまったくなさそう。「こんな風に綺麗でいたかったあの頃」を幻想的に見せてくれます。最後の4行には理想的なオトコノコの矜持が。シリーズの中では、今巻が一番好き。

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