カーリー 〜黄金の尖塔の国とあひると小公女〜
オニキスの瞳を持つカーリー。寮の皆の憧れの的の彼女がわたしに向ける好意に秘められた謎とは――ヴィクトリアン・ラブ・ストーリー。
カーリーの視線は、天衣無縫の爆発元気娘りらをついつい構ってしまう豪放ライラック(桑田乃梨子) *2とは違って、いじいじ智美が放っておけないカラミティナイト(高瀬彼方) *3に近い感じです。
ヒロインのシャーロットの台詞に「あっ」「うっ」「えっ」が頻出していて、思ったことがうまく言えないところに、読んでいるこちらもイライラハラハラ。
後半はうってかわって第二次大戦前後の世界状勢がぎっしりみっしりの登場なんですが、次巻では、二人の日常に起きるちょっとした事件のようなシンプルなエピソードに期待。
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