さよなら、いもうと。
妹 トココが遺した日記の願い「お兄ちゃんと結婚したい」にショックを受けた俺が、彼女の死から立ち直ろうと気合いを入れた朝、風呂場に見える白い体は――普通の兄妹の、普通でない物語。
泣きゲー的な第一印象に、途中では アルジャーノンに花束を(キイス) *2や Kanon真琴シナリオ*3展開かと思ったりもしましたが、三日間泣き続けたところをすっとばした冒頭から予想すべきでした。
ROOM NO. 1301シリーズ(新井輝) *4同様のどことなく冷めていて成長しきれない登場人物たちの姿が妙にリアル。たとえこういう状況になってもずるずる結論を先延ばしにする態度などは特に。
ラストのそれはそれ、これはこれ、という決着も妹モノならではのなかなかのもの。
女顔で口が悪い親友 テツマルが人間関係をきちんと見渡して、渋く活躍しています。次の「L・O・V・Eの虜!」フェアでは、彼中心の話が出ないかな。
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