出られない五人

yomimaru2006-09-07

bk1

酩酊作家アール柱野を偲んで取り壊し前夜にバー《ざばずば》に集った男女5人だが、思わぬ死体の出現に、疑心暗鬼に陥り――地下密室閉じ込められミステリー。
題名が、止まれない12人(後藤ひろひと) *2に似ていたのと、「やっぱり警察呼ぼうぜ/厭です」との帯のアオリに、ワケありの5人が危機から脱出する話かと思って読んだんですが、どちらかといえばスペーストラベラーズ*3のような、ちょっと後味の悪いコメディの雰囲気。
端々に挿入されるアール柱野のエッセイは好みでもっと読みたいのだけど、物語内の作家で、ちょっと無理というのが残念。

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