想いはいつも線香花火 4

yomimaru2006-11-08

bk1

高倉家と実家が交わした優夜と美空の二人の関係を決める密約に、幼い頃のイチゴパンツの記憶が蘇える。ライトセクハラ妄想に耽る彼の主人公らしい結末とは――感無量のシリーズ完結編。
このシリーズの魅力の一つは、安易なイヤボーンに流れない *2 *3 *4ところ。何としても最後まで、卑怯なセクハラ攻撃のみで勝負に勝って欲しいとの期待に見事応えてくれました。
いくらでも暗くできそうな筋立を、あくまで明るく軽くHに語る優夜の語り口がいいです。耳年増女 山梨に親友 ナベキュウと、優夜の背中を蹴落としてくれる面々も役所を弁えた活躍。
魔道に落ちていく体を愉しむかのこん(西野かつみ) *5とは対極に位置する 頭と口先のHコメディ。寸止め感が好きなら是非、全巻まとめて。

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