トリックスターズC PART 1
学園祭の成功に不可欠なあるものを奪う、とのクローリーの予告状に戦慄する実行委員会。そうとも知らずクローリーと面会した周は――魔術師の最後の物語、開幕。
普通の姿(?)を見せたクローリーですが、周の性別の問題は、やはり、既刊でも全部そうだったように、この世に6人しかいない魔術師と同じ関係がある模様。
今巻では、気恥ずかしい告白ファイヤーストームを含め、各企画にかなり深く関わる実行委員会の面々の体育会系ノリが自分の学生時代のときと大分違っていて、そこが面白く感じました。
いずれにせよ、今巻は舞台設定を説明した「問題篇」なので、5月発売の「解答篇」に期待。自己言及ミステリちっくな本作の今巻は、《騙り手》周に気持ち良く騙されるため、もう一度読み返すことになりそうです。
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