キララ、またも探偵す

外国人喋りをカタカナで書くことにした責任者は誰?

アイドルマニアの駄目男 侑平に仕える美少女メイドロボ キララの魅力に、現実のアイドルも侑平の女友達もメロメロで――人間そっくりだけどちょっと足りないロボット連作ミステリー。
一般人が手を出しにくい表紙、という点ではある種ライトノベルと共通する本シリーズ、冴えない男の周りに美少女がいっぱいという展開も、『まぶらほ〜もっとメイドの巻〜』(築地俊彦)*2などに似ているように見えて、実は、主人公の男が淡白か否かが、大きく違います。
キララの喋りはドジっ娘甘え系。『まぶらほ〜』のリーラのような、頭の良い冴えた秘書系メイドの方が好みということもあって、本シリーズでの注目株は、女装アイドル美夜ちゃんなんですが、残念ながらあまり活躍してません。
本巻の3篇は、古典的なトリックにロボットの工業製品性をうまくアレンジした感じで、これを使うんならこうだよな、と、ネタの組み合わせ方に納得させられるオチでした。

><