無限解析のはじまり わたしのオイラー

(log√-1)/(√-1) = π/2 の美しさ

三角関数の「因数分解」に成功したテトラちゃん*2。ならば僕は対数だ。x = log a を展開すれば、a = ex = 1 + x1/1! + x2/2! + x3/3! + x4/4! + … だから――
「あっ、ああああ、ああああああああっ! 次数∞の方程式だから、xの根の数は無限個! aの対数って無限個なんですね!」とテトラちゃん。
そんなはずがあるもんか。aの対数は1個に決まってる。
「テトラは鋭い」
振り返ると、ミルカさんが立っていた。
「『xが無限に多くの根をもっても驚くほどのことはないのである』とオイラーも言っている」

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