オウガにズームUP! 3

Shall we Häagen-Dazs?は気取り過ぎ
著:穂史賀雅也 画:シコルスキー MF文庫J*1

理科準備室でビーカーを磨くのが趣味の二階堂は、洋ゲーばかりしている理科部顧問の上村が、ある日居眠りしている姿を見て――手が届きそうで届かない星ラブコメ
ユージとククルの仲が前巻*2確定的になってしまった今、本シリーズの最大の楽しみは、クラスメイト達の恋模様にあり。特にユージとともに彼女が欲しい連合を組んでいた原田と二階堂がどうなるのか。
今巻、「理科準備室の星々」では、二階堂の心が変化した瞬間と、その変化に気付くまでの緊張感の描写が見処。一目惚れとは違ったアドレナリン放出感がいいです。
もう一つの見せ場、ククルとユージの寸止め感満載のいちゃいちゃ、今巻は指舐め。ちょいエロなだけにかえって妄想がかきたてられる感じ。
本作とは逆の男子校共学化で彼女が欲しい三馬鹿を描く『グリーングリーン』(桑島由一) *3では、友人バッチグーがいい味を出しています。女子校共学化の本作で、原田や二階堂がそういう活躍を見せるのか、期待。

><