鬼平が「うまい」と言った江戸の味

鬼平が「うまい」と言った江戸の味 (PHP文庫)
文:逢坂剛北原亞以子/池波正太郎 料理再現:福田浩 PHP文庫*1

MM/本のメモやblogmapでお世話になっているishinaoさんの剣客商売他の感想を閲覧のとき何か読みたくなって*2、再読。鬼平犯科帳に掲載された料理の中から今食べても美味しそうなものをセレクトして料理し、それを食べる、というエッセイ集。そういうシーンだけ鬼平犯科帳から抽出引用してあります。引用部分は、日常的なメニューにもかかわらず長葱の味噌汁に卵かけごはんなんかすごく美味しそう。
料理ページには簡単な作り方と写真が載っており、自炊生活には実に参考になります。また、どこまで手を抜けるか、どう材料を転換するか、の工夫のしがいも。その意味で、美味しんぼ料理本Recipe*3同様、お勧めの料理本
今では調味料も目分量ですが、そうなったきっかけは、男子厨房学入門(玉村豊男)*4かなあ。この本で大分素材変更、材料転換の柔軟性が身について、残り物料理が苦にならなくなったと思います。