文学

“文学少女”と恋する挿話集 2

痰がからんだら〜♪著:野村美月 画:竹岡美穂 ファミ通文庫*1親友ななせと一緒にいると、少年反町の視線を感じる森ちゃんは、彼がななせに恋してると思い込み――破局の未来が確定した彼女の恋日記短篇集。 反町の森ちゃんに対するちぐはぐな恋模様は、かつての…

“文学少女”見習いの、の初戀。

お初天神に散る露は、菅原道真の悔し涙著:野村美月 画:竹岡美穂 ファミ通文庫*1文芸部部長 心葉に一目惚れした新入生 菜乃は、本好きと偽って入部するのだが、すぐに見破られてしまい――本読みの高校デビューは可能か心中ミステリー。 子供の頃に『デミアン』…

文学少女と神に臨む作家

神に臨む読者は一人のための小説を皆のための小説に変える著:野村美月 画:竹岡美穂 ファミ通文庫*1 *2遠子に食べさせるために小説を書いてきた《断筆作家》心葉は、ななせと交際しているにもかかわらず、遠子のことが気になって――私は青春の幻影なのか物語本…

文学少女と月下を孕く水妖

著:野村美月 画:竹岡美穂 ファミ通文庫*1遠子からの突然の呼び出しに、麻貴の別荘で夏休みを過ごすことになった心葉は、80年前の惨劇と今夏の状況との類似性に誰かの意図を感じて――文学少女のリリカルな文学蘊蓄サスペンス。 遠子先輩が読書欲と食欲をごちゃ…

文学少女と慟哭の巡礼者

著:野村美月 画:竹岡美穂 ファミ通文庫*1心通わせたはずの美羽が自殺未遂で姿を消し、《井上ミウ》としては小説を書けなくなった心葉のトラウマも、本を食べちゃう文学少女 遠子のおかげで解消したかに見え、ななせとの仲も急接近だが、その美羽が現れて――ほ…

文学少女と穢名の天使

著:野村美月 画:竹岡美穂 ファミ通文庫*1物語を文字通り咀嚼して消化する遠子先輩と自ら書き下ろした物語で餌付けする心葉の間を割くのは大学受験。心ならずも(?)心葉と急接近できて喜ぶななせだが――食ベたいぐらいに素敵なビター&スイート学園ミステリー。 …

“文学少女”と繋がれた愚者

著:野村美月 画:竹岡美穂 ファミ通文庫*1図書館の本の見処ページを狙って切り取る犯人を探す先輩 遠子に、いつものように無理矢理付き合わされた心葉は、なぜか級友芥川と演劇をやることになり――縛られた過去を解き放つ憑き物落としストーリー。 前巻までと…

文学少女と飢え乾く幽霊

著:野村美月 画:竹岡美穂 ファミ通文庫*1文字通り物語を糧に生きる先輩 遠子のために今日も三題噺を書く心葉は、幽霊を見て腰を抜かした彼女を送る途中、修羅場最中の流人を見るが、遠子と流人には何やら因縁が――ビターテイスト学園ミステリー。 前作をきっ…

“文学少女”と死にたがりの道化

著:野村美月 画:竹岡美穂 ファミ通文庫*1食べちゃうくらいに物語を愛する自称“文学少女 ”遠子と、彼女のために物語を書き続ける小葉の、二人だけの文芸部に、ラブレターの代筆の依頼が持ち込まれ――口溶け軽めなミステリアス学園コメディ。 何故か殺人ピエロ…